受け口の歯科矯正治療例
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受け口(下顎前突)の症状について
※矯正治療は自費診療となります。
受け口は、下顎や下の前歯が前方に出ていたり、上顎が正常な位置より後退していることで生じる不正咬合で正式には「下顎前突(かがくぜんとつ)」といいます。(※正常な歯列は上顎が下顎よりも少し前方にあるため「反対咬合」とも呼ばれることもあります。)
受け口(下顎前突)は、前歯の咬み合わせが悪いため、よく噛めない、発音や発声が上手くできない、顎関節に負担がかかる、下顎の突出による審美性の低下などが懸念されます。
消化器官(胃腸)への負担が大きくなる
上下の前歯の咬み合わせが悪いため、食べ物を噛んだり、飲み込んだりすることが難しい場合があります。
よく噛めないことによって、食べ物を大きなままで飲み込むようになり、胃腸など消化器官への負担が大きくなります。
顎関節症になりやすい
受け口(下顎前突)の度合いにもよりますが、食事の際に顎のズレを補正しようと噛める状態に顎を動かしたり、前歯で噛めないことによって奥歯の使用頻度が高くなると顎や顎関節への負担が大きくなり、受け口の症状悪化や顎関節症になりやすくなります。
審美面への影響
受け口(下顎前突)は下顎が前方に出ていることにより、顔が長く見える、顎がしゃくれたようになるなど、審美面への悪影響が大きく、コンプレックスに感じる方も多いです。
発音や滑舌が困難(発音障害)
受け口(下顎前突)は、発音の際に空気が必要以上に漏れ、正常な発音が困難となります。
特にサ行・タ行の発音が難しく、滑舌も悪くなるため、スムーズなコミュニケーションが取れない場合があります。
受け口(下顎前突)の原因
遺伝
上顎が小さかったり、下顎が大きかったりなどの骨格的な問題で受け口(下顎前突)になっている方は、遺伝の影響が考えられます。
歯軸の傾き
上顎や下顎の骨格的な問題がない場合でも、上顎の前歯が舌側に傾いていたり、下顎の前歯が前方側に傾いていたりすることで、受け口(下顎前突)になります。
幼少期の悪習慣
顎を突き出す癖や口呼吸によるお口周りの筋機能の低下、舌で下前歯を押すなどの悪癖によって、受け口(下顎前突)になりやすくなります。
受け口(下顎前突)の基本的な治療法
受け口(下顎前突)には、一般的な矯正による歯の移動で改善が行える「歯槽性反対咬合」と外科的な処置が必要な「骨格性反対咬合」があります。
歯槽性反対咬合
下顎前歯の傾斜によって、受け口になっている状態を「歯槽性反対咬合」と言います。通常の矯正装置を用いて、上顎前歯の前方傾斜や下顎前歯の後方傾斜によって正常な歯並びへと誘導します。他の不正咬合や悪癖の改善なども並行して行う場合が多いため、約1年~2年半程が治療期間の目安となります。※矯正治療終了後は、リテーナーを使用して、歯の後戻り防止を行っていきます。
骨格正反対咬合
骨格的な問題で受け口(下顎前突)になっている状態を「骨格性反対咬合」と言います。骨格的な問題が大きな場合には、通常の矯正治療だけでは改善が難しいため、外科手術を行い、顎骨のバランスを整えます。外科手術を伴う矯正治療には、手術前の矯正治療・外科手術・手術後の矯正治療と3段階の処置が必要となるため、約1年半~3年半が治療期間の目安となります。※矯正治療終了後は、リテーナーを使用して、歯の後戻り防止を行っていきます。
外科的な矯正治療の良い点(一例)
- 骨格的な問題を解決することで、歯に大きな負担をかけずに受け口(下顎前突)の症状を改善できる。
- 直接的な骨へのアプローチによって、下顎の突出が改善されるため審美性が高くなる。
- 外科的な矯正が必要な場合には、保険適用で矯正治療が受けられる。
外科的な矯正治療の注意点(一例)
- 全身麻酔下での大掛かりな手術となるため、およそ10日間の入院が必要となります。さらに、患部の腫れなどの関係で術後3~4週間ほどは安静が必要。
- 手術中の神経損傷によって、下唇やオトガイ(顎の先端)の感覚が麻痺する可能性がある。
受け口(下顎前突)の矯正治療例(Before&After)と解説
受け口の矯正治療例(10代男性・治療期間2年)
年齢・性別 | 10代男性 |
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治療期間 | 2年 |
抜歯 | なし |
治療費 | 847,000円(税込) ※治療費等の変更により、現在の費用と異なる場合があります。 |
リスク・注意点 | ・歯の移動に伴う鈍痛や歯根吸収が生じる場合がある。 ・歯が綺麗に並んだ後は、保定処置を行わなければ歯が後戻りする場合がある。 |
備考 | 下の顎の過成長 |
高校生の男子です。反対咬合を気にされて来院されました。ご本人とご家族の強いご希望で、手術と抜歯はしないで治療をしたいとのことで、治療方針をたてました。歯を残すためには、患者さんに対するお願いが増えてしまうことなどを説明させて頂き、スタートしました。大学が決まり、予定よりも装置を早めに外したいとのことで、急遽、矯正装置を外すことになりましたが、ご本人、ご家族は大変満足した頂きました
矯正治療に伴うリスク・注意点について(※一例)
- 歯の移動に伴う違和感・鈍痛を感じる場合があります。
- 矯正に伴い、多少の歯根吸収が生じる場合があります。
- 取り外しが可能な装置については、決められた装着時間を守らなければ適切な治療結果が得られません。
- 固定式の矯正装置は、歯磨きがしづらくなるため、虫歯や歯周病リスクが高くなる可能性があります。
- 矯正後は歯が後戻りする可能性があるため、保定装置を着用し、歯の後戻りを防止します。など。
矯正治療(成人矯正・小児矯正)の費用について
※治療費は全て税込となります。
名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
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初診カウンセリング | 矯正治療について詳しくご説明します。 ※ご希望の方のみ、レントゲン撮影(3,300円)・3Dシミュレーション(5,500円)を行い、より詳しいカウンセリングを行うことも可能です。 |
2,200円 |
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再カウンセリング | 一度初診カウンセリングを受けたあとの二回目以降のカウンセリングです。 |
30分 5,500円 |
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セカンドオピニオン | 治療方針や診断結果について担当医師以外の医師に意見を求めることができるセカンドオピニオンにも対応しております。 |
5,500円 |
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精密検査/診断費 |
レントゲンやCT、模型などの資料を取り、診断をして、精密診断の結果を患者さまにお話しするまでにかかる費用です。 |
【通常】 検査料44,000円 診断料11,000円 【マウスピース矯正をご希望の方】 検査料55,000円 診断料15,000円 【MFTのみをご希望の方】 検査料22,000円 診断料 なし |
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小児矯正 | 乳歯と永久歯が混在している時期に行う治療です。かみ合わせやあごの形、大きさを整え、永久歯がきちんと生えそろうように誘導する治療です。 | 220,000~440,000円 ※別途保定管理料 55,000円 |
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マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト) | 子どものマウスピース型矯正装置です。 (ブラケット装置併用しても金額は変更なし) |
550,000円 (追加アライナー料込み) ※別途保定管理料 55,000円 |
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小児矯正Ⅰ期+Ⅱ期 (同時入金) |
小児矯正Ⅰ期+Ⅱ期を通して行います。 | ブラケット 770,000円 インビザライン 900,000円 ※別途保定管理料 55,000円 |
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MFT(口腔筋機能療法) |
咀嚼、嚥下、呼吸、舌の位置、発音などの正常化を目的としたお口のトレーニングでお口周りの筋機能を鍛えます。 | 当院で治療されてる方 初診5,500円 再診3,300円/60分まで ※当院で治療を受けずMFTのみご希望の方 初診5,500円 再診3,300円/30分 5,500円/60分 |
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当院で一期治療から二期治療への移行の際の精密検査/診断費 | 一期治療を受けられた方が二期治療へ進む場合に必要となる精密検査/診断費です。 | 当院で一期治療を 受けた方 通常 33,000円 インビザライン 44,000円 |
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成人矯正(全体矯正) | 歯にブラケットを貼り付けて歯を動かす方法です。一般的な大人の成人の矯正治療です。一般的な金属のブラケットと目立ちにくいセラミックのブラケットをご用意しています。 | 【ブラケット】 880,000円 ※別途保定管理料 55,000円 |
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マウスピース型矯正装置(インビザライン) | 目立たず、透明に近い、取り外しが可能な新しいアプローチのマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、現在、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに1,400万人以上(※2022年9月時点)を超える患者様が治療を受けられています。 | 990,000~1,200,000円 (追加アライナー料/ 保定管理料込み) |
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iTero(光学印象) | マウスピース型矯正装置(インビザライン)を作製するための歯型を採取します。 | 5,500円 | |
歯科矯正用アンカースクリュー | 通常の矯正装置に加え、歯茎部分の骨に埋めた矯正用のインプラントを固定源として歯を動かします。固定源がしっかりしているため、通常よりも大きく歯を動かせます。 | 1来院につき33,000円 | |
部分矯正 (前歯中心の改善) |
1歯から数歯の前歯の歯並びを整えます。 | ブラケット治療のみ 330,000円~440,000円 ※別途保定管理料 55,000円 |
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矯正期間中の処置費 | 初診相談後の定期観察、矯正装置の調整や検査、指導など行います。 | 2,200円~5,500円 | |
保定管理費 | 矯正治療後、歯の後戻りを抑えるために保定装置をつけ、経過を観察します。 | 55,000円 | |
便宜抜歯 | 顎骨のスペースが足りず、適切な歯の移動が困難な場合には抜歯をいたします。 | 5,500円 |
三鷹で受け口(下顎前突)の治療をお考えの方はぜひ矯正相談へ
三鷹miki矯正歯科では、矯正歯科治療を専門に行う歯科医師が受け口(下顎前突)の矯正治療を担当いたします。当院では、歯並びについてお悩みの方が安心して矯正治療を開始できるよう、矯正相談やセカンドオピニオンを実施しております。矯正相談では、患者さんに理解を深めていただけるよう口腔内写真・レントゲン写真・歯列の移動を確認できるシミュレーション動画などを用いて、丁寧な治療説明を行っております。東京都三鷹で受け口(下顎前突)の矯正治療をご検討の方はぜひ、三鷹駅すぐの当院までお気軽にご相談ください。